
2016.06.03 Fri
スペイシー×イデアレコード 対談 ~シェアリングサービスの未来を語る~
昨年12月、イデア・レコードは国内最大級のスペースマッチングサービスを展開する、株式会社スペイシーと業務提携をおこない、飲食店のデッドタイムを収益化する、スペースイノベーションサービスを開始いたしました。
今回は、スペースイノベーションサービスが創る未来について、株式会社スペイシー代表取締役内田氏と、弊社代表柏田が語り合いました。
内田:本日はよろしくお願い致します。
まさか対談をおこなう日がやってくるとは(笑)
柏田:よろしくお願いいたします。
そうですね。出会った頃はまさかご一緒する機会が来るとは思いませんでしたね(笑)
本日は、ざっくばらんに語り合いましょう!
創業のきっかけや事業領域、想いについて
内田:柏田さんとの出会いはもう5年ほど遡りますよね?
現在のスペイシーを設立する前に設立した、太陽光発電の一括見積もりサービスを運営する会社の新卒採用webサイト構築プロジェクトをお願いして以来のお付き合いですね。
柏田:そうですね。もう5年前になりますね。
あの頃はイデア・レコードも駆け出しの時、非常に重要なお仕事を任せていただきました。
当時おこなっていた太陽光発電の一括見積もり事業とはまた違ったステージでの事業展開をされていますが、スペイシーのサービスを始めたきっかけはどこにあったのですか?
内田:元々おこなっていた太陽光発電の一括見積もり事業を譲渡した後に、新たな事業を模索しつつ社内体制の構築をしていた過程で、オフィスのスペースが結構余っていたのです。
柏田:無駄なスペースにも家賃は発生しますからね。固定費問題はどの企業様も抱える大きな課題です。
内田:そうなんですよ。
ただ、契約期間もあって引っ越しはできず、かと言って貸し出すのも面倒。私たち以外でも同じ悩みを抱えている経営者って多いのではないかと思い、オフィスの空きスペースを会議室化するのがビジネスとして成立すると考えてスペイシーの企画を始めました。
柏田:着眼点がすごいですね。
私の内田さんの印象は、世の中にまだ存在していないサービスを構築し、必ず価値のあるサービスへと成長させる"実現力"がある方だなと。
内田:ありがとうございます。
柏田:言葉の通り、これは本当に難しい要素が多く、障壁の高いものだと思うのですが、事業を着実に成長させていっていますよね。
「コスト」をマクロからミクロまで様々な観点で分析し、フルスピードで世の中にリリースさせちゃうパワーも凄まじさも感じます(笑)
内田:さすが柏田さん、褒めるのが上手いですね(笑)
柏田:「新しいもの」をゼロから構築する内田さんに対し、私は堅実的なスタンスですね。
企業の「既存業務」から生まれる、短期的課題や長期的課題を抽出し、トータル的にスマート化させていく事を骨子としてサービスを構築しています。
イデアレコードの事業
「店舗型ビジネスにおけるWEBソリューション」を企業コンセプトに、WEBマーケティング事業・ICTソリューション事業、クラウドサービス事業を主軸に、Popeye、よやくるー、お席トットくん、CREWCHEKCERの4つのサービスで「お客様の利益の拡大」を実現します。
お客様の経営におけるライフサイクルログを大切な情報資産と捉え、設立から現在に至るまで蓄積したノウハウを最大限に活かし、課題や改善点の解決に向けたフォローアップ、企画提案・構築・検証まで幅広いサービスでトータルサポートをおこないます。
内田:柏田さんの最初の印象、はまさに堅実なイメージでした。
柏田:実はこの後の打ち合わせを、スペイシーさんで借りた会議室でおこなうのです。
イデアは隠れヘビーユーザーです(笑)
内田:ありがとうございます。身近にヘビーユーザーがいましたね(笑)
柏田:私たちみたいな規模の企業の場合、他のスタッフの前では話しにくい打ち合わせなどで、外部の貸し会議室を利用していたのですが、どうしても出席人数に合う広さのスペースが見つからない。「こんな広くなくて良いのに」って時がかなり多くて。
内田:貸し会議室って中規模以上の同じようなところが多いですからね。
柏田:しかも値段が2時間で4〜5千円とかなりコスパが悪い。
時間設定も細かく出来ない点もネックでしたね。1時間しか使わないのに料金は2時間で取られるので。
内田:その分弊社のサービスだと融通利きますね。
柏田:そうなんです。スペイシーさんのサイトにおこなって、近くの空いている会議室を探せば、1,000円ちょっとで済んでしまうというのは革命的でしたね。
予約までのステップもシンプルで、Googlemap上で使用エリアから直感的にスペースを見つけて、カートに入れてしまえば後は支払いをして完了。
予約ストレスもないので、気がついたらヘビーユーズしていました(笑)
内田:いつもご利用ありがとうございます(笑)
いかにシンプルにユーザーをスペース利用まで持って行くかを意識して開発していたので、柏田さんの感想は嬉しいです。
業務提携に至った経緯
柏田:提携まではトントン拍子でしたね。
内田:そうですね。
我々の事業としては、利用者を増やすことももちろん大事ですが、それ以上に掲載スペース数を拡大していくことが、最も重要だと捉えています。
内田:会議や打ち合わせに利用可能なスペースを増やし続けているところなんですが、その中で飲食店の仕込み時間を会議室化することはできないのか?というのがアイディアとしてでてきました。飲食店の事ならば、イデア・レコードさんに相談するのが一番だろう。ということで柏田さんに提案したのがはじまりです。
柏田:お声がけいただき有り難うございます。
飲食店は様々な課題を抱えていますが、その中でも固定費の問題はかなり大きなウェイトを占めています。
家賃や人件費や食材費、その他に販促費など毎月相当な支出が出てしまう中で、家賃分がすこし軽くなるだけでも有り難い。
内田:飲食店は立地も良い所が多いですしね。
柏田:さらに仕込み時間は完全にデッドタイムになっているので、有効的に埋めることができるのならば、それは飲食店にとって非常にメリットが大きい。
我々のステークホルダーである飲食店様の利益につながるのであれば是非とも協力させて欲しい、ということで業務提携につながりました。
内田:完全にマッチしましたよね。
柏田:飲食店をはじめとした店舗型ビジネスの課題を解決する事を企業使命としている我々としても、今回のスペイシー×イデア・レコードという化学反応をうまく起こせればと思っています。
内田:生活者のネットリテラシーも年々上がっていますし、なるべく所有せず借りて済ませるという価値観も広まってきていますから、シェアリングエコノミーは今後もどんどん広がっていくと思います。
マッチングビジネス(情報仲介ビジネス)の現状
需要と供給を上手く合わせる事が可能となって成り立つマッチングビジネスは、今では一般的に個人でおこなわれているビジネスです。
「ヤフオク」や「メルカリ」などのオークションやフリマサイトは若い女性をはじめ幅広い年齢の層が利用しています。
「欲しいものが安価で手に入れたい」という需要と「もう必要ないが持っている」という供給がマッチングし、双方が得をする仕組みであることや、ネット上で手軽に利用できることから、近年急激に利用者数が増加しています。
現在、最も注目の高い身近なビジネスなのです。
オークション・フリマサービスサイト利用者数(スマートフォン)
ヤフオク! 17,630人
メルカリ 6,909人
出典元:ヤフオク(数字で見るヤフオク!)より抜粋
http://topic.auctions.yahoo.co.jp/promo/infographic/
内田:今まで表に出づらかったスペースを我々が流通させることで、本当に必要な人の必要とされる時間に、必要な分だけ場所を提供するということができれば、社会的にも非常に価値のあることだと思います。私たちのサービスが一般化することで、ビジネスの環境の向上に貢献し、日本経済を牽引するような次世代のスタートアップたちが生まれやすい土壌作りに繋がって欲しいですね。
イデア・レコードとスペイシーの今後の可能性
内田:現在は、創業当初のステージとしていた渋谷・新宿を中心に、掲載スペースの強化と利用促進を進めています。
柏田:飲食店の多店舗展開の流れと似ていますね。
内田:確かにそうですね!
柏田:今後も同じ様な流れで?
内田:今後は範囲を広げ、山手線沿線およびその内側を中心とした都心のビジネス街に格安の会議室の掲載を促進して、ビジネスシーンでの利用に適したサービスとして構築をおこなっていきます。
ビジネスマンたちの中で"カフェと同価格の費用感で社外にスペースを借りて会議・作業をする"ということを今よりもずっと一般化させていき、そこからプライベートでの利用だったりビジネスマン以外の利用というところへ広めていければと考えています。
みなさん会議や打ち合わせをカフェやファミレスでおこなっているくらいですから、もっと適した場所を使っていただきたいと考えています。
柏田:私たちみたいな規模で、サービスの恩恵を受けられていない企業様もまだまだいると思います!
内田:そうですよね!そのために利用できるスペースを増やしていきたいと考えています。
スペースを余らせていて興味はあるのに、管理が面倒になるという懸念から、スペースを眠らせてしまっている場所もまだまだ多いので、そこをどうにか掘り起こせないかなと。
柏田:新しいことを始めるってやっぱり心情的なハードルもありますしね。
内田:各エリアで眠らせてしまっているデッドスペースの貸し出し可能時間をスペイシーで買い取って、当社が運営して会議室として貸し出すことをおこなっていければ、スペースを抱えている企業様も固定費軽減につながりますし、掲載できる物件が増えることで、ユーザーサイドも利用できるスペースの選択肢が増えていきますしね。
そして、選択肢が多ければまだスペイシーを利用されたことの無い方にも振り向いて頂きやすくなり、ユーザーが増えてご利用が進むことで利益が生まれ物件も多くなっていき、よりカフェと同価格の費用感で社外にスペースを借りて会議・作業をする"という行動が一般化されていくかなと。
また、よりスペースの掲載・管理がしやすい様に、アプリ開発も現在進行中です。
柏田:素晴らしいですね。
柏田:クラウド系サービスを展開している企業様は、サポート体制が大きな課題のひとつだと思います。良いサービスでもしっかりしたサポート体制がなければ、利用に対する心理的ハードルを下げていくことはできませんし、利用者拡大を狙う上では対応必須ですね。
内田:そうですね、サポートの充実は重要だと思っています。
柏田:我々のICTソリューションを一環としたコールセンターサービスは、実は飲食店の予約対応だけでなく、様々な事業に対して対応が出来ます。特にスペースイノベーションサービスの場合は現状のコールセンターサービスとの親和性も高いので、お手伝いできるところも多いですよ。
内田:ありがとうございます。サポートについても今後いろいろと意見交換させていただきたいと思います。お話をすればするほど、様々なところで化学反応を起こせそうですね。
柏田:コールセンター以外のマーケティング、クラウドサービスに関しても何かご一緒できると面白そうですね。我々自身も現在事業拡大や事業開発への注力していっているので、今後も意見交換をおこなっていきましょう!
本日はありがとうございました。
内田:ありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。
イデア・レコード×スペイシーのスペースイノベーションサービスは、両社のノウハウを活かした新しいスペースマッチングサービスとして、絶えず進化していきます。
この機会にぜひ、ご利用してみませんか?
▽くわしくはこちら▽

2015.12.01 Tue
イデア・レコード×スペイシーがスペースイノベーションサービスを開始
この度、弊社株式会社イデア・レコードは、国内最大級のスペースマッチングサービスを展開する株式会社スペイシーと業務提携をおこない、飲食店のデッドタイムを収益化するスペースイノベーションサービスを開始いたしました。
このスペースイノベーションサービスは、お客様をおもてなしする個室やWi-fiなどのインターネット設備・待機している従業員を擁しながらも収益化が出来ない、飲食店のランチ・ディナータイムの間などの営業時間外(デッドタイム)の遊休スペースを、予約プラットフォーム『Spacee(スペイシー)』を活用してノマドワーカーへと貸し出しすることで、収益化が可能となるサービスです。
詳しくは弊社サービスページをご参照下さい。
http://www.idearecord.co.jp/service/spacee
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